第5章 Loving you is Killing me.Ⅱ 後編
「そりゃー興奮しちゃうだろー?
シュテルンビルドの王子様、BBJとこんなコトしてればさ。」
「貴方も『重力王子』…なんでしょう?」
「アハッ……プリンス2人でこのザマじゃ
プリンセスの出番はねーよな。」
俺の軽口にバーナビーの顔が漸く僅かに綻んだ。
そこで俺は一気に畳み掛けてやる。
グイッとバーナビーに身体を寄せて……
「それで……この続きは?
このままココで?
それとも……ベッド、行っちゃう?」
「…………………。」
あー…また黙っちゃったかァ。
ウブな王子様には刺激強過ぎ?
さて、どーしたモンかなァ…なんて俺が小さく息を吐いたのと同時に、バーナビーが蚊の鳴くような声で言った。
「…………ココ…で。
ちょっと……保ちそうに…ない……」
……………………♥♥♥
「オッケー!バーナビー。
俺様が天国へ連れてってやるよ!」