第5章 Loving you is Killing me.Ⅱ 後編
ああ……潤っていく。
サラサラに乾いていた砂がゴクゴクと水を吸って肥沃していく……
そんな気分だ。
熱いシャワーを全身に浴びながら、それよりも熱いキスを交わす。
壁際に追い詰めたバーナビーが、俺を受け入れてくれるのが思いの外嬉しくて……
俺は夢中でバーナビーの舌を吸った。
「ハッ……ライ…アン……
苦しッ……」
「そ?
でも、もーちょっと……」
俺のキスから逃れるように顔を背けたバーナビーの顎を掴んで固定すると、俺は更に深く口付けてやる。
「ンンッッ……!」
あー…カワイイなァ。
プルプル震えちゃって、マジでウサギちゃんみてー。
まさかあのクールハンサムBBJがこんなにウブだったなんてさ……
ヤバッ……
俺、キスだけでイケそうだ。
お…流石にちょっとイジメ過ぎたか?
バーナビーが拳でドンドンと俺の胸を叩き始めた。
「ゴメンゴメン。
苦しかったかァ?
でも……気持ち良かったろ?
アンタのジュニアくん、ガッチガチになってんじゃん。」
「………貴方…だってッ…」
顔真っ赤にしてるクセにさ、俺を睨み付けて強がっちゃうトコがまたカーワイイ。
俺の方が年下なのに……何なんだろーな、この感情。