第2章 俺は何も知らない
あの妙な告白の日から、1日1回はに会うようになった。
『木葉せんぱーい!おはようございますっ』
朝練終わりに廊下で会ったり、
『木葉先輩、勉強ですか?』
図書室で会ったり、
『木葉先輩っ!頑張ってくださいっ!』
部活を見に来ていたり。
だんだんが居るのが当たり前になってきた。
『あ、木葉先輩っ。今から部活ですか?』
「おう。見に来るか?」
『うーん…行きたいけど、今日は予定あるのでやめておきます』
「そか。じゃあ気をつけて帰れよー」
『はい。さよーならー』
この日も普通に会って話した。