第17章 three-piece LOVERS 前編
「部屋……ないよ、アンタ達の。ここに泊まってもらう」
「自分達で予約します!」
バーナビーが声を上げた。
「見るだけだよ、おっさん。アンタ達が愛しあってるとこ見たらさー諦めるよ、俺」
「さぁ!虎徹さんっ!行きましょう!」
バーナビーがおっさんの腕を引っ張っている。
俺はおっさんの肩を掴んで、耳元で囁いた。
「俺にも、可愛いバーナビー見せてよ……」
おっさんの足が止まった。
そして無言で俺の目を見てくる。
「おっさんもさ、もっと可愛いバーナビーが見たいんじゃねーの?」
「ライアン……」
おっさんが、ボソッと俺の名前を呟いた。
だから俺はわざと明るい声を出して言ってやった。
「アンタ達の愛しあってるとこ見たら、俺もスッパリ諦めれんじゃねーの?」
でも、そんな気がねーこと……
おっさんは俺のビキニを見て気付いていた。
「いいぜ、ライアン……見せてやるよ……可愛いバニーを……」
ニヤリと笑う、
タイガー……
その横には濡れた瞳の
兎が一匹……
漸く、愉しい夜の幕開けだな……
to be continued...
このお話しの続きは、大切なコラボ作者久遠さまの
『君とならキスだけで【TIGER&BUNNY】』
「第17章 three-piece LOVERS 後編」(絶賛公開中)でお楽しみ下さい❤️