第16章 if...
ま、ジュニアもキンダーに行く年になった。
ジュニアは、バニーと楓の遺伝子を持ってるからか、勉強が進む、進む!
集中力も、ハンパじゃねー!
なのによ、俺の遺伝子もキッチリ組み込まれてんだよな、
すっげーヤンチャなとこもあってよ!
いっつも、バニーと俺を困らせてた。
でもさ、それすら俺達は愛おしかったんだ。
叱る時は、しっかり叱って。
でも、そのあとはいつも、抱き締めてキスをした。
そして寝るときは、いつも3人一緒だった。
バニー達の習慣は、小さいうちから部屋を与えて、一人で寝かせるらしいんだけどさ……
俺はとてもじゃねーけど、そんなの我慢出来なかったんだ。
寝返りしたら、潰れちまうんじゃねーか!?なんって、何度も夜中に目が覚めた時もあった。
俺達が夜中、二人で抜け出して愛し合った後は、ベッドから落ちてねーか、心配で心配でさ。
ま、それでも、俺達は止めねーんだけどよ。
だって、俺達はいつも、愛し合っていたんだ。
どんな時も
離れて仕事をしている時も
つまんねーことで、言い合ってケンカしても、
そう
どんな時だって
愛し合っていた。