第15章 How to A B C & ...!? 前編 A&B
「な、なかなかハードル高いじゃねーか……」
「そ、そうですね……」
そう!!!はっきり言って童貞の僕にはハードルが高すぎるっ!!!
場所さえ提供すれば、後は虎徹さんに任せていればいいと思っていたんだ!
男同士なのにコンドームも必須とは……
二人の愛の結晶が“性病”だなんて、とてもじゃないけど笑えない!
「シャワー、もっかい行く?」
「い、いえっ!!!」
「洗ってやるぜ~?」
「じ、自分で……」
自分でっ!?で、出来るのかこの僕にっ!?
イヤ!それより僕が洗われる方なのかっ!?
「……ま、今日のトコはこれで我慢しとく?」
虎徹さんは、左手で握っていたボクをまたゆっくりと扱きだした。
「バニーも、触れる?」
虎徹さんの右手が僕の左手を掴んで、コテツさんのところまで誘導してくれる。
「は、はいっ……もちろんです……」
少し柔らかくなったコテツさんに、そっと触れる。
すると少しビクッとなって……
アッと言う間に、びっくりするほどの硬さになる。
「オリエンタルの人って……皆こんなに硬いんですか?」
「んーバニーのとは、ちょっと違う硬さだな……」
そう言いながら虎徹さんが、モゾモゾと動きだして……
ボクに口付けをした!