第14章 君となら視線だけで
「あ、いらっしゃい、ブルーローズさん」
…………
彼“ら”の待つ、彼の部屋なんだけどね……
「こんにちわ……」
なんでいきなりアンタが出てくんのよっ!
「そんな怖い顔してたら、虎徹さんに嫌われちゃいますよ」
「なっ!!!」
「虎徹さーん、来ましたよ!ブルーローズさん」
そう。虎徹さんの家で会うときは、
この、くそハンサムが絶対に先に来て待っている。
「おおっ!カリーナ、よく来たな!今、チャーハン作ってるからなっ!」
「あ、ありがと……」
そう毎回、虎徹さんの作ったチャーハンをご馳走になり、
そして、、、
ハンサムの勉強会が始まる……