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君とならキスだけじゃ【TIGER&BUNNY】

第9章 虎徹さんの恋人


「なぁ、またネイサンに声かけるか?」

「いえ、また数時間で戻るかも知れませんし。このままで大丈夫です」

「そうか?」

「はい……ですが……」

「ん?」

「何か食べ物全てが、分子レベルで大きいと言うか……何を口にしても、胸焼けが……」

俺達は今、少しコーヒーを飲みながら休憩をしているんだけど……

「でもあんなに動いたら、腹も減っただろ?」

「んー……少しは……それより……」

なんだかバニーの様子がおかしい。

「どうした?」

俺はバニーを掌に乗せて、話しかけた。

「…………nature calls……」

「へッ?」

顔を真っ赤にしてバニーが下を向いた。

「なんだそれ?」

バニーの顔を人差し指で上に向かせると、潤んだ瞳で俺を見つめてくる。

思わずゴクッと喉を鳴らしちまった。


「トイレですよっ!!!」

バニーがキレ気味で言ってきた!

「えっ!?マジ!?」

俺はバニーをサッと抱くとトイレにダッシュした!


トイレまで来たものの……これ、どーやればいいんだ?

「バニー……どっち?でっかいの?ちっこいの?」

「ちっこいのですよっ!!!」
顔を赤くしたままのバニーが叫ぶ。

「よし!俺が手伝ってやるからなッ!」
「いりませんよっ!!!」

なんて言ってるけど、洋式のトイレなんて座らせれないし、立ってする方も……


「お!ここにしろよ」



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