• テキストサイズ

君とならキスだけじゃ【TIGER&BUNNY】

第7章 dandelion ~love's oracle~ Ⅱ


「、大丈夫だ。お前はキレイだ。キレイなままなんだ」

ライアンがさんの身体を抱き締めている。


無意識で暴れているさんの力は、相当なモノだったと思う。

ライアンの顔や身体には、小さなキズが出来ていく。

それでもライアンは、声をかけて抱き締めることを止めない。

「大丈夫だ。大丈夫。次に目が覚めた時、お前のキレイな目に映るのは、明るい未来だ。大丈夫……」


ライアンは何度もさんに、大丈夫と声をかけながら、彼女の額にキスをする。

それは本当に……本当に……


美しい映像だった。



暫くするとさんも落着き、目を閉じるともう一度深い眠りに入って行った…………



僕と虎徹さんは、いつの間にか手を握りあって無言でモニターを観ていた。


するとライアンが部屋に戻ってきた。
そして僕たちの手を見て

「あー……悪かったな。邪魔して……後、頼むわ」

そう言って踵を返して部屋を後にしようとするので、もちろん止めに行くと


「俺が出来るのはここまでだ」



「え?」



/ 429ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp