• テキストサイズ

Send this song 【アイナナ】

第4章 progress




咄嗟に、嘘をついてしまった。

天には、知られたくなかったから。

もし本当のことを言ったら君は何ていう?

それを聞くのが、堪らなく怖かった。


「天、これから仕事ないよね⁇」

「うん、今日はもう終わり。」

嘘をついたことを誤魔化すように、

天のスケジュールを確認し、彼を誘った。

「今からどっか行こう⁇」

天は忙しいから、滅多に休みなんてないはず。

だからせめて、貴重な時間は楽しませてあげたい。

…この嫌な空気を変えたかったっていうのもあるけど。

天が小さく頷いたのを確認し、行き先を決めようとした。

「って言っても、何処に行こうか。」

…アイドルである私たちが行ける場所なんて限られている。

ふと、思いついたのが


「私の家、来る⁇」


/ 61ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp