第61章 【微エロ】【おそ松ルート】松野おそ松はしつこい
けど、ココのところ連日仕事が多忙プラスおそ松との情事で身体はすでにくたくただ。
今日を乗り切れば明日から2連休。
ここは決して流されるわけにはいかない。
なおも顔を近づけようとして、身体を引き寄せてくるおそ松の身体を押しのけ、立ち上がる。
「ちょ、ちょっと早いけど仕事行く仕度始めようかなっ……あ、食器片づけないと!」
マグカップを2つ手に持ち、台所へ行こうと足を進めた時、何故か急に足が動かなくなり前に進めなくなる。
「ん? ……んっ??」
正確には、足は動いている。ちゃんと動いて床を蹴っているのだが、前に進めない。
まるでウォーキングマシーンの上を歩いているかのような感覚に微妙な気持ち悪さを感じて足を揃えて立ち止まる。
なにごと? ゴッド、ここまでするぅ?!!
「……私、歩いてるよね?」
「うん、歩いてるね」
我ながらおかしな質問だと思うが、聞かずにはいられなかった。
「前に進めないんだけど……」
私がそう言うと、おそ松が立ち上がって私の背中を押す。
今度はなんの問題もなく足が前へと出て台所の流しの前に着くと、とりあえずマグカップを置いて、何故か後ろにピッタリとくっついて来ているおそ松を振り返る。
「なんだったんだろう……ゴッド威力恐るべしだわ」
「ゴッド? なに言ってんのお前」
「なっ、なんでもないし! ちょっと着替えてくるね」
着替えに向かおうとすると、やはりおそ松が後ろからくっついてくる。
一体なんなのか……。
仕事前だし今日は絶対しないぞ?しないからな!!