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【おそ松さん】松野家と年上幼馴染(R18)

第59章 【R18】【トド松ルート】その後



「つめたっ!!……落ち着けトド松……いくらあの姉さんだって、ムードはないよりあったほうがいいに決まってるんだから……今日のトッティは格好良い、格好良いトッティなんだから!!」

 しばらく呪文のようにそう唱えて、落ち着きを取り戻すとシャワーを熱いお湯に変えて普通にシャワーを浴び、部屋へと戻る。

「お風呂でなにブツブツ言ってたの?」

「別に何も? あ、う、歌うたってた! っていうか、まだバスローブのままだったの? 風邪ひくよ?」

「大丈夫だよぉ、空調効いてるし………そ、それに……何着たって……どうせ、ぬ、脱ぐ……でしょ…っ?」

「え……っ?」

 ダブルベッドに腰をかけながら、恥ずかしそうにそう言うナス子からの意外な言葉に、またも心臓が高鳴る。
 高鳴りすぎだ、心臓。
 恋人といるのだから普通なのだろうが、今までの関係が関係なので、この感覚に未だに慣れない部分があるのは否めない。
 
 顔を真っ赤にして固まってしまったトド松を上目遣いに見て、ナス子が首を傾げる。

「し……しないの? い、いや、それならそれで全然いいんだけっ……」

 これではまるで自分から誘っているようだと思ったナス子が赤い顔を横に振ろうとしたが、ベッドにダイブして腰に巻きついてきたトド松によって転がされたことにより、言葉を遮られる。

「する! するする! するよ! 絶対するから! そりゃもうするよ! すっごいするから! しないなんて選択肢は最初からないから!!」

「わっ、わかった…! わかったからっ…落ち着け!! 」

「落ち着かないっ! ……もう、このままシよ…? せっかくナス子姉から誘ってくれたんだからさぁ…」

「さっ?! 誘ってないよ!! あれ?! うん、誘ってないよね?!」

「誘ったでしょお? そんなにぼくとシたかったんだね、ナス子姉さんっ! そうだよね、もしかしてさぁ……」

「なっ……なに…?」

 顔を上げ、目を据わらせてアヒル口の端を揚げるトド松に、思わず顔が赤くなるが、それよりも口が引きつる。
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