第59章 【R18】【トド松ルート】その後
トド松はニヤリと一瞬悪い顔で笑うと、なんの脈略もなく突然ナス子にキスをしてその腕を掴みベッドに組み敷いた。
「んっ……!」
「っは………もしかして……水族館から、今までずっとガマンしてた……? ナス子ね~えさん……」
「!!!」
忘れていたままでいたかったことを思い出さされ、ナス子の顔が一気に赤く染まる。
体温が急上昇した気がして、余裕の笑みでこちらを見下ろしてまたも唇を奪ってくる年下の恋人を恨めしそうに睨みつける。
「馬鹿!!」
「馬鹿ですけどぉ? 知ってるでしょ? ……そんなぼくを好きになったのはどこの誰かなぁ~」
「………ドコノ誰デショウカネェ……っ」
「女の子は素直な方が可愛いと思うな、ぼく」
「だったらっ……あっ! んっ……んっ、んんっ」
素直になれないナス子の耳をしゃぶり、耳元で囁くと、言葉とは裏腹に面白いように素直な反応が返ってくるのが嬉しい。
耳、額、頬、口とキスを落としていき、バスローブの紐を解く。
てっきり下には何も着ていないと思っていたトド松だったが、開かれたバスローブの下、ナス子が身につけていた下着を見て思わず微笑む。
「ふふっ……これ、着けてくれたんだ? 十四松兄さんと一緒に買いに行った時のやつだよね、これ」
「……そうだっけ? …忘れた!」
本当は覚えているが、やはり素直になれないナス子。
「そうだよ。 最後に僕が選んでカゴに入れたやつ…ちゃーんと覚えてるよ?」
「……あ、そう……っん…」
ブラの上から優しく片方の胸を揉まれ、もう片方の手で頬を撫でられる。
「可愛いね、ナス子姉さん……」
「っし、下着が……でしょ……っ」
「ん? んー………両方、かな」
「っ……あっ、んっ、んっ……あっ、はぁ…っ」
ブラをズラされ、乳首が露になると、トド松がちゅっ、と音をたててそれに吸い付き、優しく揉みしだく。
「トっ…トド松……っん」
名前を呼ぶと、乳首に吸い付いたまま返事をするトド松に顔が赤くなってしまい、視線を逸らして言葉を続ける。