• テキストサイズ

【おそ松さん】松野家と年上幼馴染(R18)

第8章 冬に半袖は風邪を引く トド松 途中からトド松side



 みゃ~お♪

 中からミケ子の鳴き声が聞こえる。
 どり子がミケ子を連れてくると、ミケ子の様子を教えてくれた。

「今日初めて預かったにしてはいい子だったよ、ご飯もちゃんと食べたし。おしっこもウンチもしたしよく寝たし、健康そのもの。元気元気~。ごしゅじん~わたしちゃんとお留守番できたよ~褒めて褒めて~」

 どり子がアテレコをしつつミケ子の前足をちょいちょいとすると、可愛さで一瞬眩暈がした。
 天使・・・天使がいる・・・

 ミケ子をどり子の腕から受け取り、私の胸に抱かせ頬をすり寄せる。

「偉かったねぇぇぇええミケ子ぉぉぉぉぉなんていい子なのぉぉぉ~~!」

「賢そうだね、その子」

「ありがとう、どり子。急に頼んでごめんねぇ」

「いや、全然気にしなくていいよ、動物好きだし。こっちの都合が合えばいつでも預かるよー」

 あぁ、ありがたい。親友が隣に住んでいて良かった。
 いや、別に何か頼りたいがために言ってるワケじゃないんだけどね!

「それよりナス子、ちょっと」

 そういうと、にゅっと伸びた白い手が私の額に当てられる。

「・・・やっぱり。ちょっと熱くない? 熱あるんじゃない?」

「え? そういえば頭痛いかも・・・」

「風邪でも引いたんじゃない? 早く帰ってゆっくりしてなーミケ子も朝ごはん食べたから。ていうか、なんなら私もうちょっと預かっておいてもいいよ?」

 あぁ、そういえば思い当たるあたる節があった。
 昨日ラーメン食べた後にパーカー忘れて半そでで帰ったんだった。
 ま、体の弱い私は体調を崩すのは十八番ですけども・・・。

「うぅ、ごめん。どり子にもミケ子にも悪いけど・・・じゃぁもう少し頼んでいいかな?」

 折角の親友の申し出だ、ミケ子もどり子に懐いているようだし、ここは甘えよう。
 帰ったら寝よう。ひたすら寝るのはいつもの事だけど。
 そのまま親友に家族を託すと隣の自分の家へと帰っていく。

 ミケ子を迎えに行ったのに手ぶらで帰る私・・・・・・・・・・

 ・・・ち ょ っ と ざ び じ い゛

 一緒にお布団でごろごろしようと思っだの゛に゛・・・

 いや体調崩した私が悪いんだけどさ・・・
/ 2205ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp