第56章 【R18】【一松ルート】その後
シングルサイズの狭い布団の上に二人寝転がりまたも一松はナス子の上に覆い被さる。
早速お預けから解放されようと手を伸ばすと今度は言葉で止められた。
「いっ、一松! も・・・、脱いで!!」
「あ、ああ・・・・そうだね、わ、わかった・・・・」
普段全裸になる事など気にした事のない尻出しキャラの一松ではあるが、この状態での全裸は少し恥ずかしい。
自ら脱ぐ事に多少緊張が走る。
部屋の明かりはナス子の希望により消されてはいるが、リビングの明かりの所為でうっすらとしたシルエットと相手の顔が伺えてしまう。
「・・・ナス子が脱がせてよ」
「えぇ?!」
「・・・じゃないと電気つけるよ、いいの?」
「ぐっ・・・わかった・・・・・・」
言われるがまま、ナス子が一松のズボンに手をかけると躊躇いながらも照れた顔をしてゆっくりと脱がして行く。
素直に言う事を聞いてくれる恋人が可愛いと笑いが漏れてしまいそうになったが、なんとかそれを堪えた。
「なにこれ、めっちゃ恥ずかしいんですけどぉ・・・っ」
「さっきまでもっと恥ずかしい事してたでしょ、はい、次こっち」
一松もナス子の作業に協力するように体を動かし脱がせやすくしてやる。だがそれに続き下着もとばかりに要求する。
「うぅ~~・・・何で私がこんな介護のような事を・・・」
「介護じゃないでしょ、セッ×スしてるんだから」
セッ×ス、と言う言葉に一瞬治まっていたナス子の鼓動もまた跳ね上がり顔が熱くなるがそれよりも脱がしていく下着から象徴されている大きく膨れているものに視線を奪われてしまう。