第7章 ラーメン食べよう〜六つ子と私
「あー食った食った!俺まんぞくー!」
「突然夜中にラーメン食いに行こうとか言い出した時には殺そうと思ったけど、結果美味しかったから許してやるよ」
「は〜〜、食べたら暑くなっちゃった。汗かいちゃったよ」
鼻水も出てきてしまった。
ぐしぐしと鼻水をすすり、パーカーのチャックを全開にして腕まくりをする。
「姉さんそれ制服?! かっけぇね!」
「よくあるエステ系制服だよ十四松・・・あ゛〜あつっ、お腹いっぱいっ」
パーカーの前を開けてもまだ暑くて、半そでになってしまうことにちょっと抵抗はあったが、結局パーカーは脱いだ。
制服の裾を指で掴み、パタパタと内部に風を送る。
「おいおい、腹見せんなよ見苦しいぞー」
「うるさい酔っ払い!! 下にキャミ着てますっ」
「でもさー、その制服着てる人によってはエロいよねぇ」
私の制服を見てトド松が頬杖をついて見てくる。
しかもパシャリと写真まで撮ってきやがった。
「ちょっと、勝手に写真撮んないでよ! 撮影許可はマネージャーを通してください〜」
「いや、アイドルでも何でもないだろお前」
チョロ松の突っ込みが冴える。
「まぁ、確かにトド松の言う通りだよね。胸元開いてるし、屈んだらそれ絶対胸見えるでしょ」
「コイツのおっぱい見たって、猿のおっぱい見るのと変わんねぇけどな〜〜〜はははは!!」
コイツ殺す。
赤いパーカー(略)いやもういいよ!!何度目だよ!!!