第53章 【微エロ・逆ハールート】欲張り
戸惑っていたおそ松だが、ナス子の様子を見るとニヤリと口端を上げて鼻をくっつけて低い声で囁く。
「・・・・・・・・・うん、わかる、けど」
「俺たち両想いな訳だしこういう事してもおかしくないよねぇ!」
「あっ、まっ・・・んっ」
ツツっと指を滑らせて首から胸へと指をあてるとナス子はゾクリとして体を固くする。
「へぇ? お前そんな顔も出来んの? お兄ちゃんいがーい! でもそういう顔もいいよねぇ、初めて見たよぉ・・・」
ニヤニヤしたまま鼻をくっつけていたおそ松だったが、すぐにナス子の唇を塞ぐと舐めるよう唇に舌を滑らせる。
「ん・・・」
おそ松からのキスと服の上から揉まれる手の感触に、目をギュっと瞑り抵抗する事もなく受け入れる。
いつものセクハラで鍛えられている為か、おそ松は難なくスルリとナス子の服の中に手を差し入れると、ブラの上から包み込むように暖かな温もりを重ね、そのままナス子の肩にかかる下着の紐をずらしふわりとした胸の直の感触を楽しむ。
「いやあー、好きなヤツのおっぱい揉むってサイコーッ!! どうなの? 気持ちいいのこれ? なぁナス子?」
「・・・ふっ・・・ん・・・揉まれてるって感じがする」
「そりゃぁ、揉んでるからな! ・・・ん?そのままじゃねぇかオイ!!」
やっている事は色気のある事なのだが、会話はあまり日常と変わらないような雰囲気だ。
おそ松が尚もしつこくナス子の胸を揉みしだいていると肩に手を置かれおそ松がその人物を睨み上げる。
だが表情は余裕の笑みで、口端を上げるとその相手へと譲らないとばかりに答えた。
「なんだよチョロ松~、お前さっきまで一人ライジングシコスキーしてただろが! 今はコイツは俺のモンなの!! だから邪魔すんなよなぁ?」
暫くの悶絶の後、やっと正気を取り戻したチョロ松は、膨らんだものはそのままだがなんとか立ち上がるとおそ松の元へと来たらしい。