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【おそ松さん】松野家と年上幼馴染(R18)

第53章 【微エロ・逆ハールート】欲張り



「ぼくは別にいいと思うけどねぇ、だっていっぱい我慢したし! チャンスが目の前にあるならもうこれは勝ち戦でしょ♪」

 6人の会話を聞き、ナス子は首を傾げると口々に飛び交う言葉を復唱しながらもキョトンとして周りを見た。

「・・・セクロスー・・・? セッ×スするの?」

「「「「「「・・・・・・・・・・・・・・」」」」」」

 まさかのまさかのまさかだ。
 あんなに普段煩くて残念で、態度も口も悪く、普通に下ネタも言い、下品さが多い女子力に欠けるナス子の口から洩れたその言葉に、皆がズキュンと、まるで股間をガンマンに早打ちされたかのような衝撃的な動作でその場に自分のそれを抑えながら疼くまる。

「・・・ぐはっ!!やられたっ、まさかコイツがこんな色気のある声と顔でそんな事言うとは・・・ホントにコイツナス子かぁ?! 実は化けの皮剥いだらカピバラになるんじゃねぇの?!」

「フ・・・最早俺の股間の紳士はここまでのようだな、溢れ出す野獣を開放するべき時が」

「お前さっきまで止めようとしてただろうがっ・・・ん~ん~ん~ん~~~~!」

「・・・・・・ちょっと、ここでモード展開しないでくれない、気色悪いんだけど」 

「姉さん、セクロスしてくれるの?! ボクのタッティ治めてくれるう?」

「あ━━━━もうっ、ほんっと! 何これ! 相手はあのナス子姉だよ?! それなのにまさかこんなっ、秘技股間早打ちと言う必殺奥義を使ってくるだなんて・・・信じらんないよっ!」

 俄然股間を押え、床に正座のまま突っ伏しカーペットにデコを擦りつけながら悶える松達をナス子はボーっと眺めていた。
 もしこの場でそうなったとしたら、あの日の再来になる。

 でも、前の時と違って嫌と言う感情は全くなく・・・
 何故だろうか、触って欲しいと言う感情の方が強くなっている。

 別にセッ×スがしたい、というのではなくただこの6人と密着し、イチャイチャしたいと言う願望が沸々と己の欲求を満たして行った。
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