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【おそ松さん】松野家と年上幼馴染(R18)

第50章 【カラ松ルート】レンタル彼女、始めます



「ん? どうしたの?」

 誰がどう見ても、そうは思わないかもしれないが、目の前のこの綺麗な顔をした笑顔が・・・・・・ナス子の笑った顔に、少し似ている気がした。

 俺がレンタル彼女を利用しようとした訳は、自分の感情を確かめるためだ。

 自分の気持ち・・・・・・ナス子を女として好きなのだと、誰に何を言われてもこの気持ちは揺らぐことはない!と、胸を張って言える様になりたかった。  

 彼女は色々な男との擬似恋愛を経験しているだろうし、実際色々な修羅場などにも巻き込まれたこともあるらしい。
 要するに、恋愛のスペシャリストだ。

 相談にのってもらった結果、やはり俺は、ちゃんとナス子を女として好きになっているようだ。
 そして先日ナス子に勘違いだと言われた一件のことを告げると、モブ菜ちゃんはこう言った。

「なら、確かめてみる? 彼女の気持ち」

 そういうのは得意なの、と少し楽しそうに笑った彼女は、やはりどこかナス子に似ている。

 とにかく口を挟むことを禁じられた俺は、モブ菜ちゃんの言うとおり、ナス子の気持ちを確かめるという目的に乗り出したのだが、その結果は・・・・・・、

 フッ・・・・・・見事玉砕、か・・・。

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