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【おそ松さん】松野家と年上幼馴染(R18)

第49章 【一松ルート】マイナス端子の恋



「私の事嫌いじゃない・・・よね?」

 まだ一松の反応だけでは信用出来ないようで、ナス子は自身なさげに上目遣いに一松の様子を伺う。

「それさっき聞かなかったっけ?」

「でも答えてない」

「そうだっけ?」

 そんな表情をされたらどうしたものかと一松はキモチと体が疼く。
 虐めたい気持ちが沸々と沸いてくるが、今は真剣に聞くべきだと思い、必死に今の気持ちを隠した。 

「嫌いだったら今この家にいないでしょ」

 その言葉にナス子は安堵し、ホッと溜息をつく。
 
「お前は・・・どうなの?俺の事怖いとか・・・嫌だとか思わない訳?」

 逆に質問され、突然の言葉に顔が赤くなる。
 ナス子が伝えたい事を逆の言葉で返された気分だ。
初めて一松にキスをされた時、同じような事を言われたな、と考える。
だがしかし、その時に感じていた一松への想いと、今の想いでは全く違う。

「怖くないし、嫌なんて思わないよ!私は・・・一松がっ」

「幼馴染で弟として好き、でしょ?」

「・・・~~~~~~~な、なんっでそう・・・」

 自分が普段言い続けた言葉ではあるが、そう言われてしまうと突然ムカついてきて悲しくなる自分がいた。
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