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【おそ松さん】松野家と年上幼馴染(R18)

第49章 【一松ルート】マイナス端子の恋



「泣き虫だよね、ナス子って」

「う・・・ぅっ・・・」

「あと、悲しいなら笑う必要なんてないよ」

「ふっ・・・うっ・・・うぅ~・・・っ」

 一松の服をギュっと掴み、胸の中で泣きじゃくる、年上だけど年上に見えない自分よりも小さな体のナス子を、一松は強く抱きしめた。

「ごめん・・・」

「うっ、げほっごほっ・・・うっ・・・ぇっ・・・うぅっ」

「泣き声、全く可愛くないよね」

「うるさい」

 二人、土砂降りの雨の中、公園の滑り台の下できつく抱きしめ合いながら、ナス子は一松の頭を叩いた。
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