第47章 【おそ松ルート】今こそ全ての想いを・・・
「━━━━でももうどう言ったらいいかわかんないよ俺!! 好きだ! 愛してる! 付き合ってほしい! お前だけだ! 一生大事にする! 毎日俺の味噌汁を作ってほしい! 全部言ったよ?! なんならプロポーズ的な言葉も入っちゃったからね?! 後は何?! もう詩でも詠めばいいの?! ラブソングを瞳を見つめながら歌えばいい?! 世界の中心で愛を叫ぼうか?!」
すぐ目の前に立っていたはずのナス子を見上げると、そこにあるはずの姿がない。
驚いて部屋を見回すと、ナス子はコタツに入り化粧を始めていた。
勢いよく立ち上がりナス子の隣へ滑り込むように移動する。
「おいっ!! まだ俺が話してる!! てか聞いてた?! 俺の話! なに化粧なんて始めてんだよっ!」
「きっ、聞いてたよ! だから私も好きって言ったでしょ?! もう仕度始めないと仕事間に合わないもん!」
「はぁ?! 仕事行くつもりなの?! 俺が告白しに来てるってのに! 俺を置いてくのかよっ!! 俺と仕事どっちが大事なんだよっ!!」
「だから何を言っているのかな?! 今日は指名のお客さんが来るし、絶対に休めないの!」
仕事用のメイクを終え、ポーチを終いながら着替えの為に立ち上がったナス子の腰に、おそ松が抱きつく。
「ぎゃっ! ちょ、ちょっと! はーなーせ━━━━!」
「じゃあわかった! 帰ってきたら俺の話聞いて!! ちゃ・ん・と! 聞いて!! 真剣に!! それ約束してくれないんだったら俺もう今日はこのまま離れないからね!」
「わ、わかった! わかったから!! ちょ! ドサクサに紛れてパジャマの中に手を入れるなまさぐるな━━━━!!」