第47章 【おそ松ルート】今こそ全ての想いを・・・
「賭けだぁ?! あのなっ、いくら俺でもそん・・・っなガキみたいな馬鹿な賭けするわけないだろ?! いくつだと思ってんの俺のこと!! 俺を何だと思ってるわけぇ?!」
「カリスマレジェンド級の残念馬鹿セクハラ男?」
あっけらかんと答えられ、思わず床にしゃがみ込み頭を抱えるおそ松。
確かに今まで自分がしてきたセクハラ等の事を思うと説得力に欠けるのは本人も認めるところだ。
だがしかし、この報復は予想していなかった。
まさかここまで信じてもらえないとは。
まさかここまで信じてもらえないとは。
「あのさ・・・俺いっつも適当な事言って、適当な事して適当にお前の事いじってからかったりはしてたよ? してたけどさぁ! ・・・いつも本当の事しか言わないし、したくないことはしないよ? したいことをしてるだけだよぉ?」
「? うん・・・・・・だから馬鹿だなぁって・・・」
しゃがみ込みながら、顔だけを上げてナス子を見上げる。
ナス子は辟易した表情でおそ松を見下ろしていた。
「・・・・・・・好きなんだよ、マジで」
「うん、わかったって・・・私も好きだよ?」
「だーかーらぁ・・・・・・・・違うんだってぇ~・・・ライクじゃなくてラブなんだって! どこまで鈍いの?! 確かに俺らは幼馴染だしまるで姉弟みたいな関係だったよ?! だったけど・・・・・・今は違うんだってぇ・・・」
またも俯き自分の足と床を見つめるおそ松。
こうなると、今まで生きてきて、あまりした記憶のない反省という言葉が重くのしかかった。
だが過去は消せないし、今更どうこう言って覆るものでもない。
故に、伝わるまで伝え続けるしかないのだ。