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【おそ松さん】松野家と年上幼馴染(R18)

第44章 私が気持ちよくなる薬を六つ子に飲ませました 六つ子と私



「ほ~ら、アンタもそろそろ言いたいんじゃないのお? 一松、セッ×ス以外で!」

「・・・・・・・・・・・・・・・」

「あ~、言ってなかったけどぉ、強力になった分、相手から話しかけられると喋りたくて喋りたくて口に出さずにはいられなくなっちゃうらしいんだよねぇ~、抵抗は無駄だ一松!」

 ビシリと一松を指差し、優越的に見下ろす。
 一松は口を両手で覆い、体育座りをしながら上目遣いにナス子を睨み挙げていたが、ナス子のその言葉を聞くと、口から手を離し、何故か口端を上げ、まるで今のナス子のようにズル勝ちしたような悪い顔を見せる。

 悔しがる一松の表情を予想していたナス子は、予想外の顔に一瞬怯んで、ピンと伸ばしていた人差し指が関節で曲がる。

「ああ、そうだね・・・言ってやろうか? 俺がどんなにナス子姉さんの事が大好きかって、さ・・・どんなに残念な所があってもそんな残念な所も可愛いし、クソダサイとか言われてるけど俺はそこまでダサイとか思ってないし、なんならそのダサさすらも愛しいっていうの? お洒落なんかしなくても俺にとっては魅力的で十分女に見えるけどね? ・・・これで満足・・・? ヒヒっ・・・」

「・・・っ!!!」

 思っていたのとは違う方向からの一松の言葉に、ナス子は目を見開いて息を詰める。
 言われた内容を少し遅れて脳が理解すると、ぐわっと顔が赤くなるのを感じ、慌てて両手を振る。

「ちっ、違う違う! 満足じゃない! そ、そうじゃなくて、もっとこう・・・・・・っお姉ちゃーん!! って感じのがいいんだけど?!皆どうしたの??!」

「これは相手を褒める薬でしょ? 別にお姉ちゃん相手じゃなくて女であるお前の事を褒めたっておかしくないよね・・・? もっと言ってやろうか、え?」

「おおっ、一松がなんか知らんがナス子様に勝ってるぞ!!俺らもそっち方向で攻めれば、これ以上変な事言わなくても済むんじゃないの?!」

 まさかの予想外の反撃の開始に、六つ子からの仕返しの仕返しが来るのではと思いここは退散してしまおうかとナス子は踵を返し襖の扉を開けようとするも、

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