第43章 パチンコ警察24時? トド松side
「まぁねぇ、一松は結構ドSな時は酷かったり皮肉めいた事ばっか言うけど、結構素直な所もあるしウチにもよく遊びに来るから可愛がっちゃうのかも」
そうだった、一松兄さんはよく猫に会いに姉さんの家に遊びに行くって言ってたもんね。
「じゃあ、十四松兄さんは?」
僕が聞くと、姉さんは僕の隣に体育座りして上を向く。
「無邪気な所が安心するのかなぁ? いつも破天荒な十四松だけど、私が欲しい言葉をくれたり、心配してくれたりするし何だかんだ言ってお姉ちゃん思いだなって思うよ。私の事よくダサいダサい言ってくるけどねぇ」
「ふーん、じゃあ他の兄さん達は?」
「え?他の奴らの事??」
「そう、他のウン・・・じゃない、三男までの事は?」
僕はもうぶっちゃけ気になってる事を姉さんに質問する。
ホントは僕が選ばれたくて一生懸命になってる事に若干自分自身が気づいていた。
「チョロ松は・・・うるさい。説教ばっかだし、すぐダメだしするし、シコ松だし・・・うーん、でもチョロ松との付き合いは皆より深い気がするし、話しやすいし安心するし、結構我儘言い放題出来る相手かもね。可愛い弟かって聞かれたら・・・まぁ、可愛い、の、かなぁ?」
チョロ松兄さんにはこれ絶対に言わないんだろうな。
姉さんは兄3人には結構厳しめだし、シビアだし。
でも付き合いが深いってなんだろう?僕らだって長い付き合いなのに他にも何か関係があるのかな?
やっぱり僕の心は不快な気持ちでいっぱいになっていく。
「で、カラ松か、カラ松は優しいよね本当に。暴走して手に負えない時もあるけど見ていて面白いし男の人みたいなカッコイイ所もあるのかな、弟って言うより私を叱る時はお母さんみたいだけど・・・ははは、うん、でもカラ松の事も可愛いって思うよ?」
「んで・・・おそ松・・・おそ松・・・・・・・おそま、つぅ・・・・・・・・・・・」