第43章 パチンコ警察24時? トド松side
まぁでもとりあえず・・・
「はい! 各々意見が出たところで、最終判決です! お前らみんな! ナス子姉が大好き! キスしたい! 触りたい! 可能ならその先も! ハッキリ言えばセック×がしたい!! そう思ってます! ハイ! 認める!」
これだけハッキリ言えばいくら小学生脳な馬鹿でもわかるでしょ。
まぁわかるよ?だって好きになった相手が相手だし。
子供の頃から知ってて、トト子ちゃんみたく特別可愛いわけでもなければ、スタイルが良いわけでもない、口も悪いし女っ気の欠片もないナス子姉だもん。
だけどさぁ、ウザイんだもん。しょうがないよね。ウザイんだもん。
「は━━━━━━スッキリした! よーし、それじゃ寝よっと! おやすみなさ~い!」
「「ちょっと待て━━━━━━━━━━!!!」」
布団に入り目を瞑ろうとしたら、赤い兄さんと緑の兄さんが待ったをかけてくる。
なんかインスタントヌードルみたいな言い方になっちゃったけど。なんならインスタントヌードルに失礼だったかな。
「ん? なに?」
「その晴れ晴れとした邪気のない瞳をやめなさい! お前なに言いたいことだけ言ってさっさと寝ようとしてるわけ?!」
「トド松! 俺らに言いたいことだけ言って、じゃあお前はどうなんだよ! お前だってナス子にキスしたり触ったりしてただろうが!」
・・・は━━━━━・・・面倒くさ~い、殺した~い
正直もう眠いし、相手にするのダルいから無視を決め込みたいところなんだけどぉ・・・
チラリと赤と緑の兄さんの背後を見ると、青と紫の兄さんもじっとこちらを見ている。
視線を逆方向に向けて、黄色い兄さんも見てるんだろうなって思ったら、
「近い近い近い近い!!! ちょ、十四松兄さん近いんだけど! 近すぎるんだけど!!?」
「え?」
至近距離だと迫力満点すぎるんだよ十四松兄さん!!
怖い怖い怖い!!
も~・・・