第43章 パチンコ警察24時? トド松side
「クソ長男に同意するのは正直気が引けるけど、僕もそう思うよ。そりゃね、旅行で下着姿とか見ちゃったし、キスしたりはしたけど・・・変な夢見ちゃったりも・・・あ、でも、そういうんじゃないからさ。そういうんじゃないんだよ、ホント」
語彙力の低下が止まらないねぇチョロシコスキー兄さん!
言ってるそばから股間押さえるな、モジモジするな!気持っち悪いっ!!
コイツ己の欲望に体の反応が忠実すぎて逆にわかりにくいんだけどっ!
チョロ松兄さんの場合は高く上がりすぎた自意識と、どこから沸くのかまったくわからないプライドが邪魔して、自覚を遅らせてるってところかな。
「・・・ホント余計なことしてくれたよねトド松・・・あ~、メンドクサイ感じになる流れじゃんこれ・・・ヤダヤダ・・・」
周りにキノコが育ち始めてる・・・
スゴイなぁ闇松兄さん。いっそその特異体質できのこ農家でも始めたらいいんじゃないかな?
食べたら闇落ちしそうだけど。
一松兄さんは完全に自覚してるし、認めてる
「姉さんのことが好きだからチンパンジーの特集見るの?じゃあそれって、ぼくたちはチンパンジーのことも好きになったってこと? う~ん違うか・・・姉さんの面影を追っているわけだからつまり~・・・オモカゲってなんだっけ? おもて? かげ? 姉さんは好きだけど、オモテとかカゲとか、そういうんで好きなんじゃないし・・・う~ん」
十四松兄さんは十四松兄さんだから仕方ないけど・・・
ゾーン入っちゃうとなかなか戻ってこないから面倒なんだよねぇ・・・
十四松兄さんの自意識って、常人には測れないところにあると思うんだよね、ぼく。
だって、十四松兄さんだもん。
でも、ぼくたちの中で唯一、彼女的な存在を作ったことのあるダークホース・・・それも事実・・・!
恐らく、恐らくだよ?これは自覚があるんじゃないかなぁ。