第43章 パチンコ警察24時? トド松side
僕は最近の兄達の行動が心底面倒でウザくなってきた為、真実を告げて気づかせてやるべく5人の目を一人一人見た。
「もう、好きだよね?」
僕のセリフに皆が一瞬ポカンとした。
何言い出してんのコイツ、頭おかしいのかみたいな。
いやいや、頭おかしいのはお前らでしょっ
だってその相手って・・・。
「ぶっちゃけ好きだよね、ナス子姉のこと! ていうか大好きじゃん・・・どう見たってやってる行動が女子かよっ、あ、違うか。小学生か!って感じだし、普通いくら似てるからってわざわざカピバラやチンパンジーの特集見たり、姉さんの面影が見えるだけでピクリと反応見せたり・・・今までそんなことなかったでしょ? もうやめよう? もう認めて楽になっちゃえよ! 正直蚊帳の外から見てる僕っていっちばんの被害者じゃないの?! 見てるこっちがイタイんだけど?! そりゃ僕だってナス子姉は好きだよ? 旅行も一緒に行ったし、いい雰囲気にもなったし! 童貞として何か期待してしまう部分もあったと思う・・・でもっ、幼馴染だよ? 長い付き合いでもあるし、それが恋愛かと聞かれるとちょこーっと違う気がするんだよね。でも兄さん達のやってる事言ってる事は完全にもうそれだよ!面倒だから早く告白でもして滅多刺しにフラれてきてくれないかなあぁぁぁぁぁァア゛━━━━━━ッ面っ倒臭ぇ━━━━━!!!」
うん、偉い!偉いよトッティ!
言いたいこと全部言った!的確に言えた!
さすがトッティ!頭の回転が早いよねっ、知的っていうのかな?
自意識だけがライジングしてるチョロシコスキー兄さんとは一味も二味も違うよねっ!
ぼくが肩で息をしながらも、自分で自分を褒め称えていると、唖然としたウン・・・兄さん達の中、意外なウンコ兄さんが一番に開口する。
あ、ウンコって言っちゃった、ゴメンゴメン。
でもホントのことだから。