第42章 【微エロ?】ドリームライジング チョロ松side
「・・・・・・べ、別にノートは変じゃないよ、ちょっと僕風邪っぽいから移したら悪いかなぁって思ってさぁ・・・ゲホゴホゲホっ」
わざとらしく取り繕うように咳をすると。
やっぱりナス子は僕の心情などはおかまいなしに近づいてくる。
「長風呂で風邪ひいちゃったのかな?」
僕の熱でも測ろうかと僕のデコに手を伸ばすナス子の手を両手で挟んで制した。
「な、なに?私がおそ松にやった事と一緒の事してない?!」
「いやいや、大丈夫大丈夫、ほんっとちょっと咳出るだけだし!」
「最近風邪流行ってんのかな?一松もこの前顔赤かったし、皆一緒に住んでるんだから移し合わないように気を付けてよー?」
一松の事はわからないけど、有難い事にナス子は僕の嘘を信じたようで僕から離れるとのど飴を差し出してくる。
「はい、これ舐めてなー。こっちから頼んでおいてなんだけども・・・今日は家に帰ってゆっくり休んだ方がいいんじゃないかな?」
「は??だ、大丈夫だって言ってるだろ?それに僕がいなかったら、お前一人じゃ絶対に仕上げられないでしょコレ」
「んー・・・でも」
未だ僕を心配そうに見つめるナス子だが、その場をなんとかやり過ごし、結局作業は二人で行うってことで同意させた。
さすがにここまで来ておいて一人でやらせるってのも酷だからね。