第42章 【微エロ?】ドリームライジング チョロ松side
食事の後、満腹になり少し二人で横になる。
「寝たらまた太るよお前」
「うっさいなぁ、寝ないし横になってるだけです~」
「同じようなもんでしょ」
隣同士で食べていたので、ナス子と僕はお互いの身体を横に向けながら話している。
「食べたら眠くなるよねぇ~・・・」
「おい、寝るなよ?寝たら帰るからな?」
「ね、寝ません!!だから見捨てないでぇえぇえl」
「はいはい」
ほんと子供だよね、こいつ。
夏休みの宿題を最後まで残しておいて最後の一日でやるタイプ。
しかも親に手伝わせたりとかしちゃうような?
ナス子の場合はやっていかないって手もありそうだけどね。
隣合わせで寝てる為か、ナス子のクマがいつもより酷かったことを思い出す。
「・・・・・・・・・」
作業は遅くなるけど、寝ないと頭も回らないんじゃないかと思い僕はナス子に口を開いた。
「お前さ、いつも以上に不細工な顔になってるよ」
「ム、いつも以上ってなにさ、まるで私がいつも不細工みたいな・・・」
「ちょっと休んだら?」
「えー?でも寝ちゃったら起きれなくなる」
「布団で休むんじゃなくて今ここで寝ればいいでしょ、1時間くらい経ったら起こしてやるから」
時計を見て時間を確認して、もう一度ナス子を見る。
一時間くらいなら多少作業が遅れようとも構わないでしょ。
「うーん・・・じゃあ、少しだけ、手伝ってもらってるのにごめんね?」
「別にいいよ、僕だって本当に嫌だったらとっくに帰ってる訳だし。それよか風呂入っていい?銭湯行くと他の兄弟達に会うかもしれないし面倒な事になるからさ」
「あぁ、そうだね。お湯ためてくれていいからゆっくり浸かってきてー・・・ふぁ・・・」
そういうとナス子は目を瞑りすぐに眠りに入った。
僕はその間、こういう事が頻繁にあるからと前に用意しておいた着替えを探してそれを取り出すと、風呂へと向かった。