第42章 【微エロ?】ドリームライジング チョロ松side
「んま━━━━━━━━━━い!」
「うん、美味しいね!さすが僕が作っただけあるよねぇ」
結局怪我をしたナス子にはもう一切手出しはさせず僕が一人でカレーを作り上げた。
「チョロ松先生はなんでも出来ますなぁ、凄ぇっすなー!」
そんな僕をおだて続けるナス子は今日は本当におかしいくらい奥ゆかしく感じる。
たまに生意気言おうとしても、僕には盾があるしね!!
「なんかあれだよね、一緒に料理・・・してないけども!こういうのってちょっと漫画的に考えるとカップルっぽいよねぇ、王道だけどネタに使えるね!ニシシシ」
ナス子の発言に何故か鼓動がドクリと鳴った。
あれだ多分これ・・・
「はぁ?やだよお前なんかと恋人同士だなんて、苦労する人生しか目に見えない!」
完全に拒否りたいんだ。
「失敬な、私と同棲したらあれよ?家事、洗濯、掃除、料理・・・全てのものがついてくるよ?!」
「やる方だろ、俺が!」
「もちのろん!!」
「はぁ━━━━━━、絶対そんな人生ヤダね。僕はずっと扶養されてニートのままでいいよ・・・いづれは就職して結婚して子供も作って一軒家建てて大会社の社長やアイドルのマネージャーとかにはなるつもりではいるけどね」
カレーを口に運びながら僕の人生計画を話してやる。
これ言うのも初めてじゃないけどね、コイツと兄弟達には。