第42章 【微エロ?】ドリームライジング チョロ松side
「うわ・・・お前最近部屋片付いてたよね?何でまたこんなに散らかってる訳?!カラ松はどうした?!?」
「ちょっと今は家政夫を家に入れる訳にはいかなくって・・・」
部屋の中に入り見回すと、見慣れた散らかったナス子の部屋。
服は椅子にかけっぱなし、物はその辺に放置。
化粧ポーチも開いたまま散乱。
そして・・・ノート、ノート、ノート━━━・・・。
「ノートありすぎじゃない?!そんなに描く事あるー?!」
僕の突っ込みにコタツに突っ伏していたナス子が弱弱しく答える。
「あのね、チョロちゃん・・・私ね、今度応募してしまいまして・・・」
「は?なんの応募??」
正直もう嫌な予感しかしないよね、このまま渡すモンだけ渡して帰ろうか。
そう思った僕は、ナス子にニコリと笑顔を向けてこう言う。
「ナス子、何があったかは知らないけど・・・これ読んで頑張れよ?じゃあ僕は用が済んだから行くね」
「あっ、ちょっと!チョローーー!!チョロ松ーーーーっ!!!」
「だ━━━━━!!んだよっ、お前が言う事っていっつもロクな事じゃないし嫌な予感しかしないから俺もう帰りたいんだけど?!」
足に縋りつくナス子を振り払おうとするが、ナス子は離れない。
お前はあのクソ長男かと突っ込みたくなる。
「時間が、時間がないの!!お願い、協力してぇぇぇえ」
「はぁ━━━━━━━━━━?!」