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【おそ松さん】松野家と年上幼馴染(R18)

第5章  平穏な日々に嵐はやってくる~十四松



「あれ、ミケ子がボクのところに来ようとしてるよ~?」

「え?あ、ホントだ」

 ちょこっと顔を上げると、十四松の体の上によじよじと上り、じ~っと顔を見つめ、ぺろぺろと十四松の口を舐めるミケ子の姿が。

「わ~~~こんなちっせーのにちゃんと舌ざらざらするぅ!」

「あーそっか、十四松の口からチキンのいい匂いがするからだよ~ふふ、モテモテでんな~十四松兄さん」

「ホンマでんなぁ~こないにモテてどないしよー」

「一松に殺されないといいでんな~」

 さっきまでの恥ずかしさは何処へいってしまったのか。
 うん、やっぱり十四松は十四松だ。
 弟にうで枕してもらうことだって、あるよね。きっと。多分。恐らく。

「えっ、この子一松兄さんの恋人なのー?!」

「恋人・・・? それはどうかな・・・家族・・・うーん、大事な存在には変わりないかな」

 自分のことを話されているとわかるのか、ミケ子はみゃ~と小さく鳴き声をあげるとくしくしと顔をこする。
 ああ、なんて可愛いんだ・・・殺傷力高いよ・・・

「可愛いね、にゃんこ」

「でしょでしょ~、もう私もメロメロで、すっかりこの子の虜だよ・・・!」

「じゃあ一松兄さんとナス子姉は、この子を巡るライバルだ・・・ね・・・」

「うんうん、そうかも~・・・って、アレ? 十四松?」

 寝てるーーーーーーーーー!!ええええええ、嘘でしょ?!急にぃ?!
 てかミケ子も十四松の体の上で寝ちゃってるしっ!いやミケ子はわかるけど十四松寝付くの早くない?!
 眠たそうにしてる気配もなかったよね?眠たそうだったの私なんだけど?!

「・・・運動して汗かいて、おやつ食べて、寝るとか・・・最高じゃn、じゃなくて!」

 子供か!!!
 でもどうしてだろう、十四松だとあまり違和感がないというかなんというか・・・
 まぁ・・・・十四松は十四松というジャンルだからね・・・仕方ないね・・・
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