第41章 とにかくキスがしたい十四松 十四松side
「ドゥーン!!!とうっちゃ━━━━━━━くっ!!」
ドンドンドン!
ドンドンドンドン!!
ドンドンドンドンドンドン!!!
━━━━ピンポーンピンポンピンポンピンポンピンポーン♪
「姉さ━━━━━━ん!! 十四松だよ!」
姉さんの家に走って来て、ものの数秒でマンションに到着したボクは早速姉さんの部屋のドアを叩いたりいっぱいチャイムを鳴らした。
「ふぁ・・・十四松~?? うっさいよ~近所迷惑になるでしょうがあ」
ガチャリとドアが開き、まだ眠たそうなナス子姉さんが顔を出す。
あ、やっぱりまだ寝てた!起こしちゃったかぁ、失敬失敬!
「姉さん、遊ぼうよ! あとボク姉さんに聞きたい事もあるんだよっ」
「ん~?遊ぶって・・・なにして?聞きたいって、なに~?くぁ~・・・」
本当に寝起きだったみたいで目を擦る姉さんがさっき遊んだ子供みたいで可愛く見える。
でもさっきの子と違うのは、やっぱりキスしたいって思う事。
「ん~・・・眠い、どっか出かけるなら今度、今日はもっかい寝」
「ダメだよ?」
「えー・・・?」
「だってもうボク姉さんと遊びたくて仕方ないから、我慢出来ない!」
ボクはちゃんと正直に言って眠そうな姉さんの言葉を無視した。
我慢するのってムズかしいし、ボクと姉さんの仲なら我儘だって聞いてくれるのをボクは知ってるから。
「もー、しょうがないなあ・・・じゃあ家の中で遊ぶでもいい?」
「・・・うん!! ありがとうございマッスルマッスルハッスルハッスル!!」
また大きな欠伸をしながら姉さんは僕が入れるように扉を大きく開けてくれる。
それに僕は凄く嬉しくなって笑って中に入って行った。
「で、何して遊ぶの~? あ、聞きたい事あったんだっけ?」
姉さんは顔を洗って歯を磨いた後、ダルそうにボクと一緒にコタツの中に入っていた。
相変わらずパジャマからは着替えない、そしてパジャマもクソダサイ!!