第41章 とにかくキスがしたい十四松 十四松side
<十四松side>
公園のブランコ、ボクが好きな場所。
何をするでもなく家を出て、ボクは一人考えていた。
はぁ━━━━━━・・・・・・キスしたいなぁ
また姉さんキスしてくれないかなぁ・・・
ディープキス気持ち良かったなぁ
ボクが思ってたよりもずっとエロくって溶けるみたいな感じで。
今ボクの頭。
キスがしたくてしょうがない。
セッ×スってどんな感じかな?
前に兄さん達に聞いてみたけど、とにかくスゴイって事しかわかんなかったし
姉さんはした事あるのかな?
皆で会議した時は結局わかんなかったもんね、姉さんに聞いた訳じゃないし。
「うーん・・・うーん・・・う━━━━━━━━━━ん」
そうだ!
姉さんの所に行こう!!
「どぉ━りゃ━━━━━━━━━━っ」
ボクはブランコの勢いをつけて思い切りジャンプすると、近くの砂場に着地した。
「わぁ、なにするの兄ちゃん! 僕のお山~~っ」
「あわわわわわ、ごめん!! じゃあ僕がもっと凄いの作ってあげるよー!ブォォエェー━━━━━━━━━━!!」
姉さんの家に行こうと思ったけど、先にこの子の山を作ってあげると、ボクより凄ぇデッカい山が完成した。
あははー、我ながらけっさーく!!!
「わぁ、凄いよ兄ちゃん! さっきのよりこっちの方がデカくてカッコイイね!! ありがとう!」
「ふふん、まぁボクは十四松だからね!!!」
得意気に鼻息を大きく吐くと、ボクは今度こそ姉さんの家にダッシュで向かう事にした。