第40章 【微エロ】クソ松の暴走 カラ松side
「一松・・・実は・・・先程から、俺は何かおかしいんだ・・・」
「は?サキホドから・・・?お前がおかしいのは今に始まったことじゃないから安心しなよ」
「え?い、いや、そうじゃなくてな・・・その・・・今、ナス子のところへ行ってきたんだが」
「それは聞いた」
「あ、ああ、そうだったな・・・それで、じ、実は・・・かくかくしかじか色々あって、その、キス、とか・・・ちょっとだけ触ったりとかしてしまったんだが・・・」
んん?これは別に言わなくてよかったことか?
だが時既に遅し。
血走った目と物凄い形相で俺を凝視してくる一松がそこにはいた。
やはりこれは言わなくてよかったな・・・
「あ゛ァ?!てめぇコラクソ松!なんで突然そういうことになんだよ、ナニしに行って来たんだコルァ!!」
一松の膝から猫が逃げ、ズカズカと俺に歩み寄りいつもの通り胸倉を掴まれる。
「ま、待って待って!落ち着くんだ一松!そ、そのことで実はお前に相談があるんだ!」
「相談だぁ?!お前が俺に相談?!なんだコラどんな相談だよ言ってみやがれぁんクルァ!!」
「とりあえず落ち着いてくれないかっ!これでは話せるものも話せないだろう・・・!」
俺がそう言うと、振り払うように手を離した一松は、舌打ちをしてソファに戻る。
俺もソファの端に座ると、ごくりと生唾を飲んで意を決して一松に打ち明けた。