第40章 【微エロ】クソ松の暴走 カラ松side
「ねぇ」
「?!なっ、なんだ?!」
あまり一松から話しかけられることのない俺。
俺から一松に何かアクションをすることはあっても、逆はほとんどないのでつい驚いてしまった。
「いちいち大袈裟に驚くんじゃねぇよクソ松・・・。・・・アイツ、元気だった?ミケ子も・・・」
「ナス子、か?あ、ああ、すこぶる元気だったぞ。リトルキャットも負けないぐらい元気で、可愛かった」
「あっそう・・・」
「・・・・・一松は、ナス子に会いに行かないのか?」
「・・・なんで?お前に関係なくない?」
「そ、それはそうなんだが・・・その、会いたいんじゃないかと思ってな」
「・・・・・・・・・・」
一松の沈黙は、肯定と捉えていいだろう。
それはそうだろう。好きな相手にはいつだって会いたい。
そういうものだと思う。
俺はかけたままだったパーフェクトサングラスを外し、ソファで友達の猫を撫でている一松をじっと見る。
一松は・・・ナス子のことが好きなんだよな・・・
姉としてではなく、女として・・・
先程の、ナス子の柔らかい唇と、赤く上気した表情を思い出す。
もし・・・一松とナス子が、俗に言う恋人同士というものになったら、ああいうことや・・・もっとスゴイことを・・・ハッキリ言ってしまえばセック×を・・・っ
二人がするということか・・・!
だが、それを想像しようとすると、またもわけのわからない不快感が身体を駆け巡り、思わず心臓を抑える。