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【おそ松さん】松野家と年上幼馴染(R18)

第40章 【微エロ】クソ松の暴走 カラ松side


 
 家に帰って、二階の部屋へ入ると、そこには一松の姿が。
 他のブラザー達はまだ帰ってきていないようだ。

 一松はチラリと俺を一瞥して、すぐに目を逸らしてしまった。
 いつものことなので何も気にならないが、俺は今朝のことを思い出してしまった。

 そして、つい・・・

「なぁ、一松・・・」

「・・・・・・・あ?」

 いや・・・話しかけてどうする気だ俺!!
 一松はナス子のことが好きなのか?などと直球で聞くつもりか?!
 殺されてしまうかもしれないぞ・・・っ
 だがもう名前を呼んで話しかけてしまった・・・どうしよう・・・

「あー・・・えーと・・・」

「・・・・・・ナス子のところに行ってたの?」

「へ?!あ、いや・・・そ、そうなんだ・・・な、なんでわかったんだ?」

「・・・なんとなく・・・アイツの匂いがする気がして」

 なんという嗅覚なんだ一松・・・っ!!
 猫?!やはり猫なのか実は!

「す・・・すまない、一松・・・」

「は?なんで謝んの・・・?」

 いくら兄弟とはいえ、好きな女のところに男一人で行くというのは、当然良い気はしないだろう。
 俺だったらそうだ。
 一松も立派な男、そういう感情はあるはずだ。

 ここで、またも俺の心臓がズクリと鈍い痛みを発する。
 まさか・・・俺は悪い病気にでもなってしまったのだろうか。

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