第40章 【微エロ】クソ松の暴走 カラ松side
「フッ・・・なるほどな・・・そうだったのか…理解した。すまなかったなナス子・・・!このカラ松、これより全身全霊を持って今日の過ちをつぐ」
「あーよかった、いつものカラ松だ」
「え?」
「ご飯、温め直してくるね。スッカリ冷めちゃったから。待っててね」
「あ、ああ・・・すまない、サンキューだ」
台所へと皿を持って向かうナス子の後姿を見ながら、俺はコタツに入りなおしてコップのコーヒーに映る自分の姿を見つめる。
フッ・・・コーヒーに映る俺も格好いい・・・
いや、そうじゃない。
勘違い・・・勘違い・・・か・・・
確かにそう、とさっき自分でも納得したにはしたが・・・
何かがひっかかる。
それが何なのかがわからないが、胸の奥がズクズクととても不快な音色を奏でている。
これは・・・俺は、俺の心が傷ついているのか?
自分の心はわからないが・・・もしかして俺は、ナス子が俺のことを好きだと思ったのに、違ったことにショックを受けているのだろうか?
だが、それだとやはり俺もナス子のことを好きだということになる。
・・・・・・・。
フッ・・・これはディフィカルティーだぜ・・・
結局その日は、ナス子に昼食をご馳走になり、少し腕のマッサージをしてもらって、家へと戻った。