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【おそ松さん】松野家と年上幼馴染(R18)

第40章 【微エロ】クソ松の暴走 カラ松side




「━━━━━つまり、勘違いってことね?」

 コタツの横に正座をさせられ、黙ってナス子の話を聞く俺。
 
「か、勘違い?」

「そう、勘違い。あのね・・・カラ松のことは大好きだよ・・・でも、それはあくまで弟としてだから。男の人として好きとか・・・そういうんじゃないから・・・」

「だ、だが、それにしては今日のナス子は俺にとても優しかったし、とても良くしてくれて・・・」

「それは・・・普段のお礼にと思って・・・いつも家事やらせてばっかで悪いなって思ってたから、たまには私のほうからカラ松に色々奉仕してあげないとなって・・・」

 Oh・・・my god・・・
 
 な、なんてこった・・・
 全て俺の勝手な勘違いだったというのか・・・!
 だ、だが・・・俺の心に芽生えたこのナス子への想い・・・これは本物なんじゃないのか?
 触りたい、キスしたい、それ以上もしたい・・・って思った・・・可愛いと、愛おしいと思ったのも本当だ。
 この感情は━━━━━━━━━━・・・

「だから勘違いなんだよ。ごめん、まさかそんなふうに取られるなんて思ってなかったから・・・」

 とてもバツが悪そうにそう言うナス子に、心がズクリと、鈍く痛んだ気がしたが、これはナス子にこんな顔をさせてしまったという、俺の罪悪感がそうしたのだろうか。
 ナス子の表情は困惑しているが、顔と耳を赤くして眉を寄せる様子は、やはり可愛らしいと思う。

 だが・・・そうか、この感情は勘違いだったのかっ!

 俺としたことが・・・!
 だが、そうだ・・・それならそのほうがいいじゃないか・・・
 今の今まで忘れていたが、ナス子は一松の想い人になったんだ。
 ブラザーの恋敵になるなどやはり出来ない。出来ない俺。
 そんな俺はやはり優しい・・・そう、優しい男だ・・・

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