• テキストサイズ

【おそ松さん】松野家と年上幼馴染(R18)

第40章 【微エロ】クソ松の暴走 カラ松side


 
 俺の大きな声に、膝でいつの間にか寝てしまっていたミケ子が驚いて、ピョンと飛び降り、窓際の日当たりの良いところで横になった。

 ナス子は嬉しそうにニコニコして俺の左腕をマッサージし始める。
 ナス子に言われたように、俺の腕は凝っていたのか、痛気持ちい感覚は悪くない。
 体が凝っているとか、俺はあまり気にしたことがなかったし、人にマッサージされる機会なんてそうそうないからな・・・。

「右利きだったよね?左腕がこれじゃ、右腕はもっと凝ってるんだろうな~」

「そうなのか、自分ではよくわからないが」

「腕は得にそうなんだよね。皆首とか肩に意識が行きがちだけど、意外に腕って疲れてるんだよ~腕は毎日使うしね」

「そう言われてみれば、確かにその通りだな」

 さすがにプロだ。
 少し痛いと感じていたマッサージが、早くも気持ち良い一辺倒になってきた。

「一松は首とか、背中とか、結構凝ってたんだけどね。ホラ、一松猫背でしょ?それが大きな原因だと思うんだけど」

「ああ、一松・・・」

 聞き慣れたその名前を聞いて、今朝あったことを思い出す。

 そうだ。
 一松は、ナス子のことが好きなんだったな・・・。

「?どしたの?カラ松」

「いやっ、何でもない。あ~・・・一松は、ここにはよく来るんだよな?」

「うーん、まぁそうだね。私じゃなくてミケ子に会いに来てるんだけどね」

 そう言って、窓際の日向で気持ち良さそうに寝ているミケ子を見て微笑むナス子を、思わずじっと見る。

「でも、一松よりカラ松の方が月に来てる回数は多いかもね」

「そ・・・、そうなのか・・・」

 一松は、俺たちの中でも元々出不精で、外に出ると言ったら野良猫に餌をやったり、たまにパチンコに行ったり・・・他にも何かしら理由はあるだろうが、逆に言えば、理由がある時しか外出しない。
 だから、ここにもミケ子に会いに来るという理由で通っているのだろうが・・・
/ 2205ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp