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【おそ松さん】松野家と年上幼馴染(R18)

第40章 【微エロ】クソ松の暴走 カラ松side



「カラ松、コーヒー淹れたから、一緒に飲もう」

「え?ナス子が、淹れたのか・・・?」

「他に誰がいるの、ミケ子が淹れられるわけないでしょ」

 足に擦り寄ってくるリトルキャットことミケ子の頭を撫で、俺は勧められるままにコタツへと入り、出されたコーヒーカップに手をかける。

 俺がコタツに入ると、見計らったようにミケ子が膝の上へと乗り、居心地が良い体勢を取ると、小さく丸くなる。
 フッ・・・子猫をも魅了してしまう・・・俺・・・。

 熱々のコーヒーを一口啜る、俺。カッコイイ━━━・・・俺。

「んん・・・デリシャスだ・・・ナス子、自分でもコーヒー淹れられるんじゃないか」

「え?そ、そうかな、最近はあんまり自分で淹れることなかったからちょっと心配だったんだけど、よかったぁ」

 少し照れくさそうに、だがそれ以上に嬉しそうに笑うナス子に、つい俺も顔が綻ぶ。
 人の笑顔とは・・・いいものだな・・・
 愛はアースを救う・・・いい言葉だ・・・心が洗われる・・・

「ところで・・・今日は部屋も片付いているし、洗濯もすでに終わっているようだが・・・もしかして、掃除も済んでいるのか?」

「うん、最近はカラ松が掃除してくれてたから、そんなに汚くなかったし、たまには自分でやらないとね」

 うん、良い心がけだ。
 だが・・・俺は複雑だった。
 俺がナス子に与えられた、俺の役割はもういらないんだと、遠回しに言われたような気がして。
 だが、ナス子はそんな女じゃない。
 もういいなら、もういい、と、ハッキリと俺に伝えてくるだろう。
 フッ・・・俺は信じてるぜ。

「ナス子のその心意気には賞賛を贈るぜ・・・だが、やられすぎると俺のやることがなくなってしまう・・・ンン・・・これか・・・アライグマのジレンマってのは・・・!」

「いやまったく意味わかんない。何を言っているんだお前は・・・って、いけないいけない」

 ナス子はコーヒーを飲み終えると、何故か俺の背後へと移動し、肩に手を置いた。
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