第40章 【微エロ】クソ松の暴走 カラ松side
「ど、どうしたんだナス子・・・今日はやけに・・・なんだ・・・ちゃんとしているというか・・・何処かに出掛けるのか?」
「え?ううん、何処も行く予定はないよ。さ、上がって上がって~」
「あ、ああ・・・お邪魔します」
なんだか調子を狂わされてしまったな・・・
フッ、だがこのカラ松、これしきのことでそんなことを引きずったりはしないぜ。
気を取り直して、さっそく洗濯と片付けから始めようとする、俺・・・
だったのだが、なんということだ・・・インクレディブル!
すでに部屋が片付いているだとっ?!
ま、まぁたまにはこんなこともあるだろう。
俺は洗濯物を済ませてしまおうと思いなおし、ふとベランダへと目を向ける。
・・・・・・インクレディブル・・・!
洗濯までもう干し終わっている、だと・・・?!
「カラ松?何突っ立ってんの?座って座って」
衝撃を受けてその場に立ち尽くし固まってしまっていた俺に、ナス子が後ろから声をかけてくる。
「上着脱がないの?ハンガーに掻けて来るから、脱ぐなら脱いじゃってね」
「え?あ、ああ・・・」
そう言われて着ていた皮ジャンを脱いでナス子に渡すと、綺麗にハンガーに掻けてくれる。
「あ、カラ松、今日はクソタンクトップじゃないんだね。普通のタンクトップだ、そっちのがいいねやっぱり。寒くない?」
「大丈夫だ・・・寒くはないぞ」
クソタンクトップというのがわからないが、ナス子が笑っているのでいいだろう。
気にしない男・・・それが俺、カラ松さぁ!
それにしても、一体今日のナス子はどうしたというんだ?
普段とはあまりに違いすぎる・・・
これではまるで普通の女性じゃないか。
ナス子はそんなんじゃない。少なくとも、今まで俺が見てきたナス子とはかけ離れている。
一体何があったというんだ・・・天変地異の前触れか?