第39章 たまにはご奉仕 一松side
みゃぁ~
「ん、ミケ子・・・あれ?俺寝てた??」
気づくと俺の身体の上には布団がかけられていて、うつ伏せじゃなくて横向きの体制で寝ていたらしい。
ていうか好きな女の布団で寝るとかどうよ俺?!
何度もこの家には行き来してるけどさすがにこんな事した事ないんだけど・・・!
俺いつ寝たんだっけ・・・確かマッサージ受けてそのまま・・・
そして俺の視線の先は・・・
「・・・・・・なにしてんの?」
「あ、一松起きた?あのね、暇だから手のマッサージしてた!」
いまだ横になりながらの俺の手をグリグリとマッサージしながらナス子は嬉しそうに笑っている。
そんなに好きかね、人にマッサージするのって・・・。
「楽しい・・・?」
「うん、楽しいよ~!固い所が柔らかくなってくのが溜まらないのだよ一松君!!!フフフフフフ」
「そういうもんなのかねぇ」
「そういうもんなのだよー」
今度はナス子は俺の手のひら相手にまるで猫が踏んずけてるみたいにフニフニと手を指で踏みしだきだした。
ああ、これ気持ちいいかも。
「どう?気持ちいい?」
「別に、普通」
「ちっ、さっきは褒めてくれたのに・・・」
「あんまり褒めすぎると調子乗るでしょ、あんた」
ニヤリと笑って返してやると不満そうな顔をする。
なるほどね、こういうのは気持ちいいって言われるのが嬉しいって事か。
不満そうな顔されるとさ、もっと虐めたいって気持ちが出てくるんだけど・・・。
俺はマッサージしてるナス子の手をとって自分の寝てる布団へと引っ張り込む。
ナニするつもりはないけど、触りたくなるよねこんな事されてたら。
「なぁ・・・今度は俺がご奉仕してやろうか?」
「はい?てかさ、何で引っ張り込まれたの?!近いんですけどっ」
「まぁまぁ、そう言わず・・・ねぇ?大人しくしてればすぐ気持ちよくしてあげるよ?ヒヒっ・・・」