第38章 果たされたお詫び おそ松side
「さっきと言ってる事違くない?!さっきまで今日はお客さまとか言ってたでしょーがアンタは」
「だぁかぁらぁ、お客さまだけどおそ松さまなんだよ!」
「何言ってるかサッパリなんですけど?!」
そして俺の足が大人しくなるとまた俺の背中を解し始める。
あ~・・・やっぱ気持ちいい、眠くな―じゃない、俺は今聞きたい事があるんだけど?はぐらかされた?!!
「お前今ちょっと話の内容変わってホっとしてない?!俺の質問まだ終わってないんだけどぉ?!」
「あ、バレた?だって言いたくないでしょー、そういうのはさぁ。特にアンタの場合変なエロイ妄想ばっかしてる訳だし」
「言えばヤらせてくれるとか言っただけだろ?いやいや、そこはほら、幼馴染として心配してるから聞いてるんだよぉ?弟として姉を心配するのは普通なんじゃないのぉ?」
弟が姉でヌくってのもおかしな話なんだけどな・・・。
なんて思うけど、昨日裸見せてきたコイツが悪い、俺は心配して風呂入ってやっただけだし、感謝されてもおかしくないくらいだからね?!
「ウチの店をそんな淫らな店と勘違いしないでいただけますかねぇ?でも心配してくれてるのは・・・うん、ありがとう」
あれ?ちょっと今日素直すぎじゃね?
またなんか心臓キュってなったんだけど・・・
やっぱ今日の俺おかしいわ。
「で~、弟の心配には答えてくれないんですかねぇオネーチャーン」
「うぐ・・・いつも弟と言うポジションを盾に私の良心に入ってくるのやめてよねぇ・・・」
ナス子は弟と言われる事と姉扱いされる事に弱い。
その事を俺や俺たち六つ子は全員知ってる。
こいつってほんっとチョロイよなぁ~。
「せっかく気持ちよくさせてやろうってこっちが思ってるのにこんな話聞いたらつまんなくなると思うけどねぇ」
手を動かしたままのナス子がぶつくさ言うけど、それは俺が決める事だしよくない?
ていうか誤解を招くような言い回しをどうにかしろよお前。
って言いたいけど、何故か今日はそんな事を言う気分にはなれなかった。