第38章 果たされたお詫び おそ松side
午後。
昼飯を食ってダラダラしてダラダラして、俺は家を出た。
向かうは、ナス子の家。
約束していたマッサージを受ける為に行く・・・んだけどぉ・・・
・・・っだ━━━━━━━!!!
こんなぐちゃぐちゃ悩むの俺じゃない!俺らしくない!
おそ松ってこんな悩まないでしょ!
そんなのおそ松じゃないでしょ!!
やめやめ!!や~~めた!
てか別に悩みっていうほどのものじゃねぇし?!
なんていうか、罪悪感?そう、それが近い!
ナス子の家に着き、一松から奪ったままのスペアキーで鍵を開けようとすると、その前にドアが開く。
一緒にお出迎えとばかりに猫が出てきた。
名前なんだっけぇ~・・・え~っと・・・タマ???
猫は一瞬俺の顔を見るとまたスタスタと中に入って行った。
「あ、やっぱり。ダルそうな足音がおそ松じゃないかって思ったんだよね~」
「ダルそうとかは余計じゃない?てか起きてたのか、めっずらし~」
「約束してたからね。準備も出来てるよ~、上がって」
ナス子について中に入って、散らかっているだろう室内を見回すと、思ったほどじゃない。
あれぇ?コイツ片付けとか出来るようになったの?するようになったの?いつから?
物は多いがちゃんと整理整頓されていて、散らかってる感はほとんどない。
コイツもちょっとは女らしくしよう~、とか、そういうのが出てきたのかね。
「じゃあおそ松、そこの布団の上にうつ伏せになってくれる?」
「へ~い、いやぁ楽しみぃ、3万円コース」
「んじゃあ早速始めるよ~」
用意された布団の上にうつ伏せになって、オナシャ~スと言おうとしたんだけど、そこではっとする俺。
「ちょっと待った━━━━━━━━!!」
「?!なっ、なに!!」
「・・・制服着てよ」
「は?」
「店にいる時みたいにやってくれないとヤダね!俺お客さんだよぉ?なんでパジャマでするわけ?制服!制服じゃなきゃ認めないから!あ、あと、お前今化粧してないよね?仕事中は化粧するんだろぉ?それもちゃんとして」
あれ?なんか俺チョロ松みたいになってね?
ま、いっか。