第38章 果たされたお詫び おそ松side
「ん~、今日はどの娘にしよっかなぁ、悩むなー」
レンタルショップの18禁コーナーの中、俺は悩んでいた。
どれもこれも魅力的で可愛い彼女が俺を誘惑してくるからだ。
禁欲生活ってマジ大変よ?毎日オナ〇ーしてるかと言われれば秘密だけどさぁ、4日間も耐えるって意外と童貞の俺らからしたらキツイんだよ~、それなのにナス子の野郎ったらたかが外人のAV見てたくらいで騒ぎ立ててさー、大袈裟なんだよなぁ。
確かにあんな刺激的なカラダ見せられたら自分の身体見て落ち込んでも仕方ないとは思うけどさぁ~・・・。
相手はAV女優な訳だし、俺らも見比べたのはちょこ━━っと悪かったかもしれないけど、仕方なくない?!
だってナス子は普段残念グータラ、女子力なくて最近はチンパンジーだけじゃなくカピバラにもなってるヤツだよ??
そりゃもうこっちも溜息でちゃうでしょ~?
彼女を選抜しようとしてるのにこんな所で残念なアイツの事思い出してる暇じゃなかったわ、今はこっちに集中集中!!
・・・・・・
「ダメだ、決まらねぇぇ!!」
悩むのはいつもの事だけど、なんか変、マジ変なんだけど?!
俺さ、今AVコーナーにいるのに何でナス子の事思い出してる訳?!
わっけわかんねぇえ、邪魔だからどっかいけよお前!
昨日、貸し切り風呂にもしかしてと思って乱入してみたら、予想通り・・・無防備な事に、鍵をかけ忘れて入ってたから危ないと思った俺も一緒に入ってやったんだけど・・・。
やっぱ童貞の俺からしたら、いくら相手が女子力皆無なナス子だとしても、心臓バクバクだしタッティだし触りたくなるし・・・あぁ、あの時一松とトド松が来てくれてマジで良かったと思ったわー、邪魔すんなって言ったのも本当ではあるけどさぁ。
あの場で二人きりの状況が続いてたら正直、俺理性がぶっ飛びそうだったんだよねぇ。
旅行と温泉っていうエロい響きが、俺っていうか全員のテンションもおかしくしてた訳だし。
相手が小学生の女子と言えど緊張するカラ松とは違うけどな・・・。
「もういい、この娘に決ーめた!!」
考えたくもない脳内の妄想と、昨日のナス子の裸が脳裏から離れなくて、彼女選び所じゃなかった俺は適当に目を瞑って取ったAVを何個か持ちレジへと歩いて行くのだった。