第37章 危険な香りの温泉旅行 本日最終日
昨日の足湯での会話はもう既に忘れ去られているかのようだ。
「ナス子、大丈夫だよ。お前がいくら馬鹿でどうしようもなくて残念で救えないくらい女子力がないグータラでズボラな女だとしても生物学的には女な訳だし・・・」
「なんのフォローにもなってないぞチョロまぁつ!!あー・・・、シス・・・ナス子、そんなに落ち込む事はないさぁ、俺はいつでもお前の事をレディとして見ているぜぇ?例え家事が出来ないどうしようもないおそ松みたいなお前でもキュートだぞ、ん~?」
「確かに!!」
「・・・・・・やっぱ地獄に落ちる時は寂しくないよう6人一緒の方がいいよね・・・」
「「「えっ」」」
「あんたら私を励ます気まーーーーーったくないでしょ!この、イタ松、シコ松、十四松ーーーー!!!」
「あわわわわわ、落ち着いて姉さーん!」
「だ、だから何でいつも掴みかかられるの俺なんだよっ!」
「大丈夫かチョロ松!今助けるぞチョロまぁつ!!」
「ゴルァ!!!言いながら部屋の隅に逃げんなクソ松ぅ!」