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【おそ松さん】松野家と年上幼馴染(R18)

第37章 危険な香りの温泉旅行 本日最終日




「さぁ、ナス子!今日も最高の珈琲を淹れてきてやったぜ~?」

 カラ松は朝食の度、毎日ボタン式の珈琲を淹れに行ってくれている。
 最初は悪いから自分で行こうとも思ったナス子ではあったが、カラ松がそれを毎度制してくる為、優しさに甘えもう完全に任せる事にしたのだった。

 今は皆で来た旅行の4日目、最後の朝食タイムである。
 
「ありがとうカラ松……ズズ……うん、美味しい」

「あの、ナス子、顔怖いんだけど……その、怒ってるの?」

 チョロ松に顔を伺われると、やはり死んだ魚のような目で珈琲を啜るナス子がチョロ松を見返した。
 
「怒ってないけどぉ?朝からシコろうとでもしてたんですかぁ?」

「ナス子姉、こういうのは仕方ない事なんだよっ!男の子に生まれたら皆こうやって生きていくしかないのっ、だって僕らだって男なんだよ?あったら見たくなっちゃうのが童貞ってもんでしょ?僕の場合は兄さん達が見てたから一緒に見てただけだけどね!」

「あっ、ズリィぞ末っ子~!!何自分だけ逃げようとしてんだよっ」

 おそ松に文句を言われつつトド松も言い訳を述べるが、自分は男でないのでその気持ちがわからないナス子は、目はそのままにそういうものなのかと少し納得してくる。

「しっかも3泊4日も泊っててさ、お前がずーっと部屋の中にいる訳だろ?考えてもみろってぇ、部屋出てってもいつ帰ってくるかもわかんねーし、俺らだって何もしなかったら溜まるもんは溜まるんだよ?!出すモンは出しておかないとさ~、子孫繁栄の為に準備とか、必要だろぉ?」

「…………ハッ、それはいつの事になるやら」

 その行為が子孫繁栄に繋がるかはナス子はわからなかったが、何故自分は朝からこんな下ネタな言い訳を堂々と聞かされているのだろうと思う。

 おそ松の発言に嘲笑気味に言い放ちまたも死んだ魚の目になるナス子。
 だがしかし自分も先ほどチョロ松にシコるとか言ったばかりだった為、人の事は言えない。

 一人でする事は子孫繁栄に繋がるんだな、とやはり心の中で考える。
なるほどなるほど。

「姉さんとセクロスしてたら見てなかったよ!!」

「ブーーーーッ」
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