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【おそ松さん】松野家と年上幼馴染(R18)

第33章 危険な香りの温泉旅行 王道パターン発動



「なんだよ、心配して言ってやってんだろぉ?俺ってやっさし~いお兄ちゃんだからさぁ……やっぱお前はそういう反応が返ってこないとダメだよねぇ」

 そう言って、伸びをし立ち上がると、寝癖のついた後頭部をがしがしと掻きながら、洗面台のほうへと向かうおそ松。

 他の兄弟も起きだし、布団の上に一人残されたナス子は、とても整理が追いつかない頭をぐるぐると回転させ続ける。

「…………あんなことしておいて……誰一人何も覚えてないとか……嘘でしょ……?」

 思わずそう呟くと、目的であったスマホの存在も忘れ、枕に突っ伏すのであった。 


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